『また明日』でバイバイできる幸せ。会いたい人との距離が遠くなり過ぎた話
住む場所住む場所、引っ越しの直前までは『どんな場所?どんな雰囲気?住みやすい?美味しいお店ある?どんな人が住んでる?』などと想像と多少妄想も含めて大忙しなわけですが。。。
結局引っ越して住んでしまえば、やっぱりどの場所も『快適な都』になるのです。お友達も出来たり、なじみのスーパーができたり、顔見知りのご近所さんができたり。。引っ越しを楽しんでいる私には、いろんな街に住めるって暮らしがあっているんだろうなって思ったり。
けど、やっぱり友達と別れるのは寂しい。。ずっと『じゃぁまたね!また明日!』って言ってバイバイしていた人たちと、飛行機やフェリーに乗らないと会いに行けない距離にまで来たということにたまに驚いてしまいます。自転車乗って気軽に行き来できる距離だったのになぁ。。
そんな別れからもう1年も経っていることにも驚いて、何なら次の転勤先がどうなるのか、、今はそちらの方が心配でもあるわけです。
帰る場所がたくさんあるっていうのは、きっと素晴らしいことなんだと思う。日本は小さい国だけど、全部の都道府県を回ることもできていないわけだし、まだまだ行ってみたいところがたくさんある。子供も、どこが出身地なのか分からないくらい既に何か所か住んでいるけれども、そういうのも貴重な経験なのかなって思ってます。子供の学校問題だったり、退職後の住まいをどこに定着させようかというようなことも、頭にはいってこないように意図的に遠ざけていたりもする。きっとその時その時にベストな決断をするのでしょう。うん、そうしよう。
京都宇治市の『あじさい寺』、三室戸寺。今年は例年よりも遅い様子だけれども、あじさいも色づいてきたご様子。この年、初めてあじさいを見に行ったときは、ムシムシしていてねっとりとした京都の夏っていう感じでした。けど、人間にとって心地良い環境ではなく、しっかりと雨を受けてバツグンの色を出すあじさいを見ると、人間が自然に合わせて、そして艶やかな姿を拝見させてもらっているという自然本位の空気感にうっとりしました。平日だったからか、それほどぎゅうぎゅうでもなく、ゆったりとできたので特にそう思ったのかも。
蒸し暑い京都の夏、もう一度経験してみたい、な。。